2015年11月27日金曜日

Sip a Cup Meets Negus Roots「Fire House dub vol. 1 Koko roots Koko roots」

B級クサレメタルに勝るとも劣らないダサジャケなのに、中身はオールドスクールなダブに根差したハイクオリティなアルバム。


2015年11月25日水曜日

Munir Bashir「From the Maqam to the Raga」

イラク出身のウードの巨匠がインド音楽にインスパイアされて制作した作品。灰野敬二もリスペクトするイランのサーランギ奏者、Ostad Elahiにも通じる峻烈な響き。

2015年11月24日火曜日

Lee Scratch Perry「Revelation revolution and evolution」

2010年アルバムから。タイトルやジャケがドゥームメタルっぽいが、回転数落とせば上質なドゥーム・ダブに変貌しそうなトラック。

2015年11月21日土曜日

Tomorrow's People「Open Soul」

Sadar Baharもプレイする76年シカゴ自主制作ファンク/ディスコ。サイケデリックな気配も漂わせながら、20分に渡って展開される壮大なプログレッシブ・ディスコは他に類を見ない仕上がり。

2015年11月20日金曜日

ワルプルギスの夜「2015.10.17 LIVE」

大阪サイケデリック・ドゥーム・デュオによるライブ。ヘヴィネスと静寂を支配するサウンド、若くして風格を漂わせるステージングに圧倒される。G.I.S.M.@Roadburnもいいが、Roadburnはこのバンドも出演させるべき。

2015年11月18日水曜日

Hapsash and the Coloured Coat「The New Messiah Coming」

LSD全盛期の1967年に作られたアルバムから。原始的とも言えるコーラスと反復するリズムによって創られたトリップ・ミュージックは、ESPからリリースされたCromagnon辺りが好きな人にも聴いて欲しい。

2015年11月15日日曜日

Annette Peacock and Paul Bley「Live in Vienna」

1970年のライブ演奏。シンセサイザーとドラムで紡ぎ出すミステリアスなセッションは、某CD屋でひっそりと売られていた阿部薫のシンセソロを想起させる。

2015年11月10日火曜日

Exmagma「The First Tune」

ジャケからしてヤバそうな雰囲気を漂わせる独トリオによるファーストから。スペーシーなキーボードと独特のグルーブを持ったドラムとが絡み予測不能な展開を見せるフリーキーなジャズ・ロック。かなりのハイレベル。

2015年11月9日月曜日

Rim and Kasa「Love Me For Real」

ガーナ出身のドラマー、Rim Kwaku Obengを中心にしたグループの82年12インチから。歯切れのいい演奏やコーラスが心地良いファンキー・アフロ・ディスコ。

2015年11月8日日曜日

Herbie Hancock「You'll Know When You Get There」

日本語ラップのクラシックOlive Oil「Vig Summer Comes Again 1978」ネタ。幻想的なムードを作り上げるフルートやエレピが映えるアブストラクトなジャズ。

2015年11月5日木曜日

Mercury sound「Death by stereo」

現With the deadのドラマーMark Greening参加バンドの2008年デモ。まるでGorky's Zygotic Mynciのようなサイケデリック・ポップだが、Markの手数が多く、ダイナミックなドラミングがその音楽性を異化し、新鮮な感覚を与えてくれる。ぜひともアルバムをリリースして欲しい。

2015年11月4日水曜日

Black Magic「Wizard's Spell」

80年代初頭に活動し、あのSlayerが影響を受けた伝説のグループ、と喧伝されたら思わず信じてしまう程のクオリティを誇る80'sメタル・オマージュな2014年アルバム。Fenrizの地下メタルミックスが好きな人は必ずやハマるはず。

2015年11月3日火曜日

Acid「S/T」

女性ヴォーカルKate嬢を擁するベルギーのヘヴィメタル・グループによる83年1st。NWOBHMの残り香を感じさせながらも、時にスラッシュメタル的なスピード感も見せるサウンドは30年を経た今、熟成された濃厚な味わいを醸し出している。

2015年11月2日月曜日

21st Century Dub「Dr Dr Humanity」

井上薫コンパイルの名ジャズ・オムニバス「Samurai Era」収録。LP「i-Rasta」も再発され再評価が進むパーカッショニスト、Peckerによるダブ。透明感のある女性コーラスを取り入れるなど、ジャマイカとは一味違うダブを構築することに成功している。

2015年11月1日日曜日

Chicklette「New Tiger」

ディレイをかけたパーカッションによって創られた空間の中で、アンニュイかつ魔術的なフィメール・ヴォーカルが浮遊するサイケデリック・ダブ。Mauve Sideshow辺りのファンにも聴いて欲しい。