2013年7月29日月曜日

Cyril M. インタビュー




インタビュアー :   史昌

                                
7月中旬に、フランスのマルチプレイヤーCyril M.のメール・インタビューを行った。フェイスブックを通じてCyril M.とコンタクトを取ったのだが、その時にニューアルバム「Vertiges」のフリーダウンロード・コードを私にくれた。私は即座にアルバムを聴いて、彼に感想を伝えた。このインタビューは彼とのチャットのやりとりから始まる。






―ニューアルバムは静と動のコントラストが見事ですね。あなたの音楽からは日本的なセンスが感じられるんだ。あなたは多くの日本の音楽、特に灰野敬二を聴いているな、と思ったよ。

Cyril:アルバムを気に入ってくれてとてもうれしく思うよ。確かに灰野敬二はたくさん聴いている。でも自分が最も恐れているのは、彼の物真似をやっているように聴こえてしまうことさ。今回のアルバムでは彼の影響から少し離れたことに挑戦したんだ。他にも大友良英、河端一をよく聴いている。最近では杉本拓もね。僕のYoutubeチャンネルであなたも見たかもしれないけれど、最近エレクトロ・アコースティックギターを使った新しい方向性にトライしている。でも、自分の音が誰に好まれようが、僕は自分のオーディエンスに向かってやっていることに誠実でいようと細心の注意を払っている。それが僕にとって最も重要なことだよ。