2014年6月30日月曜日

Glass Candy 「Geto boys」

ディスコに接近したStrawberry Switchblade的なサウンドを奏でる女性デュオ。アンニュイなフィメール・ヴォーカルとドリーミーなギターの組み合わせが何とも不思議な雰囲気を漂わせている。

2014年6月29日日曜日

Person of Interest「Call This Number」

匿名ユニットによる新作EPからのトラックは、コズミックなシンセがアクセントになったロウハウス。L.I.E.S.のブランド力に唸らせられること必死のハイクオリティ。Huerco S.辺りのファンに聴いて欲しい。

2014年6月28日土曜日

Girl Talk & Freeway「Tolerated feat. Waka Flocka Flame (Wolf Eyes Remix)」

ヒップホップ的テクスチャーを残しつつも、クールなノイズ/インダストリアルへと変貌させたのはWolf Eyes。グロテスクな映像も含め、2014年最もインパクトを放つPVの一つ。

2014年6月27日金曜日

元MayhemのEuronymousとManheimによるプロジェクト、L.E.G.O.のライブ映像が公開

元Mayhemの故EuronymousとManheimのサイドプロジェクト、L.E.G.O.(Langhus Experimental Grave chamber Orchestra)による86年に行われたノルウェーでのライブ映像がYoutubeにアップされた。アップしたのはMayhemとも交流のあるFinn Håkon Rødlandなる人物で、オンラインで公開されるのは今回が初となる。

ブラックメタル的要素は皆無なアブストラクトなインプロヴィゼーションだが、Euronymousがドラムを披露するという貴重なシーンも見ることができる。

Mikki Funk & Peer Du「The Berlondine Connection EP」

ロンドンとベルリンの若きDJによる90'sハウスへのオマージュ。音質にいたるまで妥協することなく、あの時代のフレイバーを再現したサウンドに安心しながら浸ってしまう。Larry HeardあるいはLil Louisファンに聴いてみて欲しい。

2014年6月26日木曜日

Clipping「Midcity」

LAのトリオによるノイズ・ミーツ・ヒップホップ。まだ荒削りではあるが、この新しい方向性をどのように発展させていくのか楽しみである。Dälek辺りのファンに聴いてほしい。

2014年6月25日水曜日

Salem「IBURIEDMYHEARTINNAWOUNDEDKNEE MIXTAPE」

シカゴのウィッチハウス・グループによるミクステ。Chopped&Screwedからの影響が色濃いスローでダークなサウンドだが、そこはかとなく漂うブルージーな感覚もいい。LorenConnors辺りが好きな人にも聴いてみて欲しい。

2014年6月24日火曜日

Low Jack「Rinse France 16.06.14」

相変わらずの自由奔放なミックスを聴かせるプレイ。中近東音楽とメタルを融合させたプログレ的トラック、90'sハウス、ミニマルなインダストリアル... 次にどんな音が飛び出してくるのか読むことができない展開から耳を離すことができない。

2014年6月23日月曜日

Zenocide 「@Earthdom」

日本のスラッジ/ドゥーム・シーンで最も注目すべきバンドによる最新ライブ。ラウドな音圧による、緊張感に満ちた27分間を味わうことができる。Corruptedファン必聴。

2014年6月22日日曜日

KETEV「Zelah」

ベルリン在住のサウンド・アーティスト/作曲家Yair Elazar Glotmanによるポスト・テクノ・プロジェクト。ザラついたノイズを散りばめたダークなアンビエント・ミニマル・ダブに引き込まれる。

2014年6月21日土曜日

HMV record shop渋谷の登場によって、日本のレコードカルチャーに再び火はつくのか?


Text:堀 史昌

8/2に渋谷・宇田川町に中古レコード/CD専門店、HMV record shop渋谷がオープンする。DMR跡地の500平方メートルのスペースに、海外から買い付けた中古レコード/CDなど約8万点を販売するという。

宇田川町はかつて「レコード村」「レコードショップの聖地」と呼ばれていた。全盛期の90年代後半から00年代には50~60軒程のレコードショップがひしめき合い、そこかしこにいくつものレコードショップのビニール袋を持ち運びながらディグをするキッズ達が闊歩していた。DarthreiderのPV「CISCO坂」を見てもらえれば、当時の熱狂ぶりの一端が分かるだろう。




Camu「Yogya」

バリのケチャと高音ドローンの融合が神秘的なムードを醸し出す。Stuart Dempster辺りが好きな人に薦めたい。

2014年6月20日金曜日

Hype Williams「Kim Gordon」

ニューアルバムからの新曲はCiccone Youth的な実験性に富んだトラック。一体どういう趣旨で、このタイトルにしたのか気になるところ。

2014年6月19日木曜日

Sielwolf「Wrowd (remixed by Mick Harris) 」

ドイツのグループをMick Harrisがリミックスした暗黒インダストリアル。Porter Ricks辺りのファンにも聴いてほしい。

2014年6月18日水曜日

Mr. Zula & Ventochild「DJ & Live Set」

前半はイスタンブールのDJ/プロデューサー、Mr.Zulaによるトルコ産ヒップホップ・ミックス。後半はMr.ZulaとレーベルTektosag RecordsのボスVentochildとのビート・セッション。L?K?Oファン必聴。

2014年6月17日火曜日

Napalm Death「Peel Session 1987 - 1988」

Napalm Deathの最高傑作であり、グラインドコアのクラシック。全パートが一体となってなだれ込むように襲いかかる演奏に圧倒される。

灰野敬二とFaustがコラボレーションした貴重映像が公開

今から20年前の1994年にFaustのライブやレコーディングに、灰野敬二がゲストとして参加した貴重映像が次々にアップされている。上段の映像はFausutのアメリカツアー中にカリフォルニアにあるデスヴァレーで行われたパフォーマンス。下段の映像はFaustのアルバム「Rien」のレコーディング風景で、灰野敬二が彼ならではの強烈なヴォーカリゼーションを炸裂させている。




インドネシアの即興デュオ、Senyawaの来日が決定

Arrington de dionysoとのコラボレーションでも知られるインドネシアの即興デュオSenyawaの来日が決定した。現在、出演が発表されているのは9/6、7に開催される「Jazz Art せんがわ 2014」。Senyawaが出演するのは9/6で、ギタリスト内橋和久とのセッションが予定されている。

以下は、Vincent MoonがSenwayaの活動を追ったミニ・ドキュメンタリー「Calling the new god」。


11 Paranoiasがニューアルバムの制作を開始


今年3月に1st LP「Spectralbeastiaries」をリリースしたばかりのイギリスのドゥームメタル・バンド、11 Paranoiasが早くもニューアルバムのレコーディングに取り掛かったことを所属レーベルのRitual Productionsが発表した。RamessesのDNAを引き継ぐ正統的なドゥーム・メタルをプレイする彼らが、日本のサイケデリックロックなどからも影響を受けているMike Vestを触媒にどのように音楽性を発展させていくのか楽しみである。

2014年6月16日月曜日

Cisfinitum 「Autumn Ritual」

ロシアのアンビエント/ドローン。深い霧を思わせるような音響に耳を奪われる。Thomas KonerあるいはGas辺りのファンに聴いてほしい。

2014年6月15日日曜日

Kartel Kush「On That **Texas / Phonk Type Beat**」

Jeru the damaja「99.9%」と同じELOネタ使用のチョップド&スクリュード。全体を包み込むようなメロウなムードがたまらない。

2014年6月14日土曜日

Ohio Penitentiary 511 Jazz Ensemble「Hard Luck Soul」

オハイオ刑務所の受刑者で結成されたジャズ・アンサンブル。微妙にもたつくリズムなど、洗練されていない演奏がクセになる。

2014年6月13日金曜日

Brother Ah 「Beyond Yourself」

Sun Raにも参加していたフレンチ・ホルン奏者によるサイケデリック・ジャズ。リヴァーブを活かした空間的なサウンドとドラッギーなヴァイブレーションが一緒くたになった世界観はこの男にしか現す事が出来ない。

2014年6月12日木曜日

Goosensei「The Right Path」

バーミンガム出身のDJ/プロデューサーによるアンビエント・ダブステップ。スローかつ浮遊感に溢れるサウンドに酔いしれる。

2014年6月11日水曜日

King Giddra「行方不明 (DJ Kensei Remix Instrumental) 」

ささくれ立った太いビートとヴィブラフォンの幻想的な響きの絡み合いが秀逸。Stones Throw周辺のファンにも聴いてほしい。

2014年6月10日火曜日

Alter Echo & E3「Dub is Not Easy」

Xoki&Hieronymusなど良質ダブを送り込むレーベル、Zam Zamからリリースの重低音ダブ。AgricultureあるいはWordsound辺りのファンにも聴いてほしい。

2014年6月9日月曜日

Bones, Xavier Wulf & Chris Travis「We Dont Believe You」

TeamSeshのラッパー達によるライブ。キャパの限界を超えた数の客が拳を振り上げて押し合う様は、ハードコアのライブと見紛うような異様な熱気に包まれている。

2014年6月8日日曜日

Ggu:ll「Hoon」

灰野敬二的なノイズから始まるオランダのドゥーム・メタル。メランコリックなリフをとしたサウンドはEvokenやRitualsファンに聴いてほしい。

2014年6月7日土曜日

Sigha「Loop Three」

ヒプノティックなシンセと徹底したミニマルなビートが意識に作用する、ドラッギーなトラック。L.I.E.S.ファンに聴いてほしい。

2014年6月6日金曜日

DJ Fenriz「The human touch」

Fenrizによるレコードのみを使用したテクノ・ミックス。ダビーでアトモスフェリックなサウンドを聴いていると、次第にノルウェイジャン・ブラックメタル的な要素も感じられてくる。

2014年6月5日木曜日

だててんりゅう「ぶっこわれた僕」

京都から生まれた、早すぎたプログレッシブ・ガレージ・パンク。ギターのヒロシは灰野敬二に「(自分と同じ世代で)未だにロックやってる日本人なんて、ヒロシぐらいじゃない?」と言わしめた男。

2014年6月4日水曜日

Nightmares On Wax「Giles Peterson's Worldwide Show 2002」

ヒップホップ、ダブ、ファンク、R&B、etc.あらゆるジャンルを横断しながらグルーブを創り上げていく。12年前のミックスながら、すでに自分のスタイルを築いていることに驚かされる。

2014年6月3日火曜日

Low Jack「Punta II」

DJの極北を行くプレイを展開するLow Jackによる新曲。チベット密教の声明をノイズリミックスしたかのようなロウでダーティな仕上がりは流石としかいいようがない。

2014年6月2日月曜日

溶け出したガラス箱「あんまり深すぎて」

シド・バレット的な狂気を感じさせるアシッド・フォーク。普通なようでいて、全くもって普通ではない異世界。深みにハマると還ってこれない。

2014年6月1日日曜日

Yatha Bhuta Jazz Combo「S/T」

フランス人プロデューサーOnraとBuddy Sativaがタッグを組んで創り上げたスピリチュアル・ジャズ。清涼感に溢れたサウンドはYesterdays New QuintetやNew Zion Trioが好きな人に聴いてほしい。